自然造型を生かした、ダイナミックな庭園です。

しかし、自然を生かせば生かすほど、生命力がほとばしり荒れ気味になります。

そこで、バランスをみながら、「まるごと剪定」をお任せいただきました。

とにかく広大です。全部やっていたら膨大な作業量＆コストになってしまいます。よって、大きな目につくものから手を入れていき、「美観向上と、効率コストの合理化」をめざします。

この目線からですと、シンボルの位置を占めるのがツツジ系です。よって、ツツジの玉仕立てを中心として刈込を行ないました。足元に自然発生した樹木も刈っています。

本数も種類も多いだけに、やはり玉仕立てが中心となっていますが、それぞれ特長を生かしての作業となります。

「翌年も花がつくように」と願いつつ刈りました。

この目線からは、見事な年代物の梅がシンボルとなります。梅の前には五葉の松がみえます。

さすがに緑が饒舌すぎて、写真ではなかなか見分けにくいかもしれません。

梅の伸びた枝を刈り、五葉の松も(小さくて分かりづらいですが)、手入れをしています。

ヒバ類も、刈りました。庭園の中心部ではなく脇にあるため、その勇姿が控えめですが・・・。